おせち料理 詰め方
おせち料理の詰め方、盛りつけは関東風の「重詰」と関西風の「重盛り」の2種類に大きく分けられます。単品おせち料理に適しているのは「重詰」で、今回はこの盛りつけの例をご紹介したいと思います。
- 1、末広…中心に一品を盛り付け、その周りを扇状に料理を囲む盛り付けです。[献立例]中心には器もの(小鉢)を置いて、黒豆やなますなどを盛り付けるといいでしょう。
- 2、市松…お重を9等分(正方形になるように)に分け、隣同士に同じ色の料理がこないように見ながら盛り付けます。[献立例]中心に青竹筒などを置いて、黒豆やなますなどを盛り付けるといいでしょう。
- 3、隅切り…真ん中が菱形になるように一品を盛り付け、その周りには別の料理を盛り付けます。[献立例]料理の品目が限られるのが難点ですが、中央部分を仕切ると複数の料理の盛り付けも可能になります。
- 4、手綱…すべて斜めに詰める方法です。「手綱」は馬のくつわに取り付ける綱をイメージしています。[献立例]かまぼこや海老など、色や形のはっきりした料理を大胆に盛り付けるのがポイントです。
- 5、段取り…お重を真横(ボーダーライン状)に仕切ります。その列には同じ料理を盛り付けます。[献立例]煮しめなど、素材の量が多いものを盛り付けるのに適しています。

おせち料理 まめ知識
おせち料理の意外と知られていないまめ知識をご紹介したいと思います。- ・祝い膳…お正月などのおめでたい時に食べる料理のことです。おせち料理はもちろんのこと、その他にお屠蘇(おとそ)、お雑煮などがあります。
- ・祝い肴…関東と関西では3種が異なります。関東(江戸)は数の子、黒豆、ごまめ、関西(京都)は数の子、たたきごぼう、ごまめになります。
- ・祝い箸の云われ…祝い箸とは、ずばり「おせち料理」をいただくときに使う、両端が細くて中央部分が太くなった形の箸です。柳の木からつくられています。柳は折れにくいということから、祝いことに縁起をかついで使われています。両端が細いのは一方は神様が使って、もう一方は人が使う、神様と人が共に祝うという意味があるらしいです。
- ・飾り葉…おせち料理の脇役、飾り葉は料理の下に敷いたり、仕切りに使ったりすることで味移りを防ぎ、料理を引き立ててくれます。
- 1、かまぼこなどのように詰めても形くずれのないものを先に詰め始めます。
- 2、奥から手前に詰める、が基本です。
- 3、味や香りが写らないように仕切りや食器を使いましょう。
- 4、厚みのない料理は重ねて盛り、全体の高さを揃えます。
- 5、魚類、海老などは頭を左になるように詰めます。
おせち料理って何?
おせち料理と言えばお正月の風物詩のひとつですね。おせち料理を囲み、家族みんなで新年を祝うことが日本のお正月ではよく見られる風景です。おせち料理のスタイルは、なんといってもお重ですね。お重を重なることがめでたい事を重ねるといった縁起物として、お正月のおめでたい席に登場します。
お重は、3段や4段のものがスタンダードですね。一の重、二の重、三の重、与の重、と上からお重の呼び方が決まっています。
ここで注目したいのが、与の重です。四の重にならないところが、おめでたいお正月の席を配慮した結果でしょうね。

和洋風 五段重おせち 桐重箱
おせち料理には、定番のお料理があります。黒豆、数の子、作りなどのおせち料理ならではのお料理も数多くありますね。
お料理には、それぞれ健康や子孫繁栄、または豊作への思いが込められています。例えば黒豆は、豆に働き、豆に暮らせるよう願いが込められています。
数の子は子孫繁栄、田作りは五穀豊穣の願いが込められています。日本の子供たちは、幼き頃からお正月になるとおせち料理に入っているお料理の意味を何度となく耳にしていることでしょうね。
おせち料理は日本人の心が込められているお料理です。家族の健康を願う気持ち、豊作を祈る気持ちが見事に表現されているおせち料理は日本が誇れる文化なのです。